「気軽な睡眠薬の服用」のはずが“薬物中毒”へ…医師が警告する危険性

 

日本が睡眠薬の消費量が世界一。
仕事や人間関係のストレスで眠れない、ということは日常生活であり得る話です。

 

 

ところが睡眠薬はすぐ処方され、どんどん強力な効果を求めるようになります。
特に眠りが浅くなる高齢者への処方は当たり前に行われます。
さらに、発達障害者の子供に対しても処方されるようになって来てるんです。

 

 

医師の内海聡氏によると、睡眠薬副作用が少ないとされているが、実際には依存性があります。
飲み始めると寝る婿とはできても、止めることが難しい。

 

逆に睡眠薬を飲まないと眠れなくなってしまうんですね。
これは「ゲートウェイ・ドラッグ」と言われ、睡眠薬をきっかけに、うつ病に発展していくとも語る。

 

 

 

23歳だったAさんが医療機関にかかるようになったのは、軽い不眠がきっかけだった。最初に行ったのは近くの病院の内科。そこで「うつ、不眠症」と診断され、抗うつ薬と睡眠薬が処方された。

 

最初はそれで眠れるようになった。しかし、すぐに効かなくなった。

 

 

「薬が効かなくなったのか、また眠れなくなりました」

 

内科医にそう伝えると、近くのメンタルクリニックを紹介された。すぐに訪ねると、チェックシートの記入と簡単なカウンセリング、短時間の診察が行われ、また「うつ、不眠症」と診断された。

 

違ったのは、処方された薬が増えたことだ。

 

 

薬が増えたことでいったんは再び眠れるようになったものの、すぐに慣れて眠れなくなり、次に相談に行くと、また薬を増やされた。薬が増えれば眠れるようになるが、長くは続かず、また不眠に陥り、薬が増える──。

 

その繰り返しで、気づいたときには10種類以上の薬を飲んでいた。

 

 

このように体が慣れてしまうと薬の効果は落ち、副作用は強くなる。
その結果、別の症状の診断がくだされ投薬量が増えてしまう。

 

薬の危険性は分かっていても、ちょっとした睡眠トラブルから重症患者になることも。
うつ病の治療には、十分な情報収集が必要ですね。

 

 

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