「発達障害」「ADHD」や「アスペルガー症候群」「自閉症」などのワードを耳にしたことがある人は多いと思いますが、その事実(ファクト)についてどれくらい理解しているでしょうか。
発達障害の特徴や症状は多岐にわたり、心療内科や精神科など、医療の現場にいる「プロ」の医師ですら、発達障害を見落とすケースがあるのだといいます。私たちは自分自身が「発達障害ではない」と断言できるでしょうか? 

 

物事に柔軟に対処できないASD(自閉症スペクトラム障害)の人や、些細なミスを頻繁に起こしやすいADHD(注意欠如多動性障害)の人は、どうしても不適応を起こしやすくなり、会社や学校で目立ってしまったり、困った存在として認識されやすくなったりしているのです。

 

 

畑仕事

 

 

発達障害なのに「うつ病」として治療されていた症例

 

うつ病として治療を受けていた成人期の発達障害の女性について紹介したいと思います。

 

 彼女は、大学3年生でした。大学のスクールカウンセラーからの、「うつ病が続いている」「いくつかの心療内科にかかってうつ病の治療をしているがよくならず、大学に来なくなってしまった」という紹介状を持って病院を受診しました。

 

 話を聞くと、大学に入った頃から友達関係がうまくいかなくなり孤立し、さらに先輩の早期引退とともに2年生で大学のバレーボール部の部長になったのですが、うまくみんなをまとめられなかったことに加えて、大学側に活動報告を提出しなかったため、部は廃部になってしまいました。

 

 さらに交際相手ともうまくいかなくなったり、授業にも集中できなかったりしたため、気分が落ち込み、「死にたくなった」「何をしていても涙が止まらない」「眠れない」「気分が落ち込む」「何もやる気が出ない」といった状態になったのです。

 

 このため、彼女は近くの心療内科や精神科に3軒ほど通いましたが、状態は一向によくならず、大学にも行けなくなってしまいました。

 

 診察室では涙を流しながらつらいと繰り返し、何度も椅子に座り直したり、持っているバッグの紐を繰り返し触ったりして落ち着かない様子でした。いろいろな抗うつ薬を飲んで、一時は症状が改善したようですが、交際相手との諍(いさか)いや大学での孤立は続いており、しばらくしてまたすぐに元の状態に戻ってしまったのです。

 

 両親の間に2人姉妹の妹として生まれ、乳幼児健診では発達などの遅れが目立つことはありませんでした。地元の小中学校では成績はよく、友達も多く、本人は「とくに困ることはなかった」と言います。

 

 しかし、理由なく友達が離れていったり、無視されるようなことがあり、数日間学校に行けなくなることが何度かありました。運動は好きで、中学から運動部に入っていましたが、ケガが多く、レギュラーメンバーにはなれませんでした。

 

 大学のバレーボール部が廃部になってしまった理由を聞くと、部の存続のために定期的に提出が必要な書類を出し忘れることが続き、授業の時間割との都合でやりくりできず、部活動の委員会にも参加できないことが続いてしまったといいます。

 

 また大会の申し込みを忘れてしまい、部員が大事な大会に参加できず顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまったこと、部員全員に連絡をして定期の集まりを開催したり、練習場を予約したりすることもできないことなどが原因でした。

 

 個人的な生活では実家を出てアパート暮らしをしていましたが、部屋の掃除や片付けができず、交際相手からは「雑すぎる」「なんで最低限の片付けもできないのか」「やるって言ってやらないのをやめてほしい」などと繰り返し言われました。本人もすぐカッとなり、相手に対して言うつもりのないことを口走り、ひどいけんかになってしまったということです。

 

 

 

ただ、人間誰しも発達障害を持っているのではないでしょうか?
・忘れ物が多い
・片付けが不得意
・落ち着きがない
・寝食を忘れて物事に熱中する
・こだわりが強い
・空気を読むのが苦手

 

どんな人でも1つ2つ当てはまると思います。私も片付け苦手だし、ゲームやり出せば何時間もやっていて徹夜とか普通にあります。
それを自分でコントロール出来るかどうか。それが出来ないと発達障害と診断されるのだと思います。

 

この記事の最後で、「つねに裏に隠れる発達障害を見抜けるよう意識をすることがとても大切といえる」と書かれています。これにはちょっと違うんじゃない?と思うことも。

 

パートナーとして付き合ってる人を「ADHDの傾向が強い」と見抜いたらその後どうするの?
私は、一番大切なのは、見抜けるよう意識する事じゃなくて、・どう関わって行くのか、どう接して行くのかだと思います。